一戸建て売却と先行入居や先行内装

一戸建て売却と先行入居や先行内装

一戸建て売却の買い手はさまざまな要求をします。
その中には特殊なケースもあり、無理を承知で頼んでくるものもあります。
たとえば、引渡し日よりも前に入居させて欲しいという先行入居の申し出を受けることがあります。
これは、売主が引渡日よりも前に引っ越しをして空き室にする、あるいはすでに空き室となっている物件を売る場合に買主の方から相談されることがあります。
基本的に、手付金を受け取ったとしても、代金を受け取るまではその家はあなたのものとなります。
したがって、先行入居では、代金を支払う前に買主があなたの家で生活をするということになります。
先行入居をしても構わないと思うならばそれを受け入れてもいいのですが、注意点があります。
それは、買主が先行入居している時に万が一の事態、たとえば地震による被害や火災などが起きた時に責任の所在をどうするのかという問題があります。
これは売買契約書内に特約としてきちんと取り決めをしておかなければいけません。
事前に取り決めをしていない事柄に関しては話し合いをする必要があるのですが、この時にはトラブルに発展しやすいため気をつけましょう。
契約書では、事前に色々な事態を想定しておいて、何か起きた時にどのような対処をするのかを細かく決めておくべきなのです。
他にも、買主の方から先行内装をしたいという申し出されることがあります。
引き渡しの前にリフォームをしたい、内装工事をしたいという買主が中にはいるのです。
この場合は、まだあなたのものである家を工事されることになります。
引渡し前に工事を済ませておけば、買主にとってはスムーズに住まいの買い替えを行うことができます。
もちろん、工事費用は買主の方が支払うため、あなたは費用を負担する必要がありません。

特別な事情がないならば、できれば応じてあげたいものです。
ただし、もし内装工事をしてしまった後に、違約によって契約を解除することになった場合、トラブルになります。
原状回復を果たすための費用をどちらが負担するのかでもめてしまうことがあるからです。
契約が確定した後であれば、先行入居や先行内装の希望を応じる方が買い手にとってはメリットがあります。
しかし、売主にとってはそれに応じたからといって、特にメリットはありません。
買主からの希望に対してどのような態度を取るべきなのかは、自分たちで考えるだけではなくて、不動産業者にも相談をすると良いでしょう。
それぞれの状況に対して的確な助言をくれます。